経済新聞より。
急激に成長しているインドIT業界であるが。
最近、彼らの人件費の単価が上がってきているようだ。
未だ技術者不足の状況が続く日本のIT業界。
インドなどのオフショアで補うのは強力な選択肢であったが。
いくら技術的にアドバンテージがあり、日本語に理解があったとしても。
ノンバーバルな部分で伝わりきれない隔たりがあったりする。
例えば、日本円を米ドルに変換して入金するシステムを作るとしよう。
このシステムの設計書がこのように書かれていたとする。
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1. 受け取ったお金をXとする。
2. Xの値をデータベースに書き込む。
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設計書通りにやるならば、Xの値をそのまま書き込めば正解であるが。
実はXの値が円で、データベースに期待する値が米ドルであるならば、
機能要件を満たしてないことになる。
(つまり、1と2との間で、Xを米ドルに変換する処理が入るのが正解)
基本的に、プログラマに期待することは「設計書通りに作る」事である。
オフショアだとそれが徹底されるのが原則なので、そのまま納品されてしまう。
そもそも、こんな設計書で製造依頼する事が間違いだというのがごもっともではあるが。
より複雑なシステムだと、設計書で伝わりきれない部分が出る可能性は高くなる。
(例は単純なので、流石にこれは設計書として悪すぎるが)
だから、納品されたものを「精査」する人件費がかかるケースが多々。
彼らの単価が上がっていけば。
結果として日本人で開発した方が安い場合も出てくるかもしれない。
こんな現状で、日本のIT業界が生き残る為に取れそうな選択肢はこうではないだろうか。
1. インドに負けない、製造技術に長けた人材を育成する
2. インドの現地で、日本向けシステムを製造する人材を育成する
3. ノンバーバルなコミュニケーションを必要としない設計技術者を育成する
私なら3を選ぶ。
それが、これから一年に渡って私の目標とする事だ。